フジファブリック2マンライブ「フジフレンドパーク2023」@Zeep Diver City
2023年3月29日(水)お台場のZepp DiverCityへフジファブリック×くるりの2マンライブを見に行った。
フジフレンドパークとはフジファブリックが2014年から企画している2マンライブイベントで、過去に自分は2014年6月28日(土)の秦基博さん(Zepp DiverCity)、2018年7月14日(土)のユニコーン(Zepp DiverCity)に行っている。
フジファブリックと関係性のあるアーティストやバンドとの2マンライブ企画ということで、MCやセッション等普段とは違う姿を見ることができて楽しい。
今回日程が合ったため、久しぶりに行ってみようと思った次第。
くるり
残念ながら仕事の都合で最後4曲しか聴けておらず。それでも岸田さん(ギターボーカル)からのフジファブリックとの思い出溢れるMCを聴くことができてよかった。
セットリスト
2.ばらの花
3.虹色の天使
4.愛の太陽
5.Liberty&Gravity
6.everybody feels the same
7.ハイウェイ
8.Remember me
「東京」はやるもんかと思っていたが、どうやらそういうものではないらしい。
会場に行くのが遅れて、ばらの花が聴けなかったのは痛い。
ライブで聴くのが特によかったのはこの曲。
フジファブリック
セットリスト
1.東京
2.楽園
3.ミラクルレボリューションNo.9
4.LET'S GET IT ON
5.ECHO
6.徒然モノクローム
7.星降るようになったら
8.破顔
アンコール(With くるり)
9.ロックンロール(くるり)
10.Sunny Morning(フジファブリック)
1曲目は『東京』から始まった。
2018年のユニコーンとのライブのMCで
山内総一郎さん(ギターボーカル)が『手紙』と言うところを『東京』と間違えて言ってしまい、そのままくるりの東京を少し演奏したのは鮮明に覚えている。
その後、本当に『東京』という題名の曲をアルバムに入れている。
フジファブリックから見た「東京」というものは大都市を感じる所なのかなとシティポップな曲調より思わされる。他アーティストの「東京」とは一線を画す曲でおもしろい。
2曲目は『楽園』
個人的にフジファブリックの新しい色だと感じる一曲。
自分はこういう曲調の音楽が好きみたいで、この日も身体をゆらゆらと動かしながら演奏を楽しんだ。
3曲目は『ミラクルレボリューションNo.9』
ノれるキャッチーさが前面に出ているが、変態性を随所に感じるフジファブリックらしいと言える曲で、ライブも盛り上がっていた。
振付も用意されており、会場が一体となって楽しめる仕様だったが、振付がシンプルな一方、しっかりと曲を覚えていないと振付を入れる場所が分かりにくいという笑
「曲の内容はどうでも良いから振付を踊ることに集中してほしい」と暴挙とも言えるMCの意味がよくわかる。
4曲目は『LET'S GET IT ON』
現体制のフジファブリックは以前よりも一層ダンスチューンな曲が合っているのかもしれないと感じた。
5曲目は『ECHO』
くるり岸田さんとのエピソードも披露されたが、そこで2011年にフジファブリックを再始動させるにあたり、この曲が持つ意味が大きかったのだと改めて思い知らされる。
これまでのフジファブリックの歴史を見てきた者ほど、この曲の刺さり方は鋭利なものになっていくのではないだろうか。
久しぶりにこの曲をライブで聴くことができて嬉しく、また志村正彦さんがどこかで見てるんじゃないかと思ってしまう。
6曲目は『徒然モノクローム』
アニメ「つり球」のオープニングテーマ。
イントロからグッと惹きつけられる明るいメロディーで始まり、サビも非常にキャッチーで耳馴染みがいい。金澤ダイスケさん(キーボード)とのコーラスも綺麗。
間奏のギターソロで客前まで出てかましてくれるのもギタリストとしてかっこいい。
7曲目は『星降る夜になったら』
もう大好きな曲すぎてイントロが鳴っただけでテンション爆上がり。
今日来てよかったーと満足できる。
曲については↓にて書いているのでもしよかったら…。
light-miscellaneous-notes.hatenadiary.com
8曲目本編ラストは『破顔』。
ラストにこの曲が来るとなんだかライブが引き締まるような気がした。
Bメロのメロディーからサビの盛り上がりがとても良い。
この曲は恐らく志村さん作曲では出てこなかった曲調のように感じる。
どちらが良くて、どちらが悪いという話ではなく、
今のフジファブリックだからこそ生まれた良曲だと思っている。
それにしてもこの曲が入っている『F』ってアルバムは良盤。
アンコール1曲目は『ロックンロール』
お互いの良さを強調するかのような選曲。
また志村正彦さんの訃報が出た翌日のライブにて「志村さんに向けて」この曲が披露されていたとか。
色々な意味を取れる素晴らしい歌詞の曲で、その多彩な見え方の中にこの曲を捧げた意味も見えてくる。
この日のライブは両メンバーの楽しそうな様子が目の前に広がっていた。
アンコール2曲目、最後の曲は『Sunny Morning』
いや、まさかのこの選曲。
MCにて前日に岸田さんより「この曲やらんの?」と言われて演奏することが決まったとか。
ナイスな進言と言わざるを得ない。
くるりのライブ中のMCにて『銀河のカッティングフレーズを弾きながら、伸びる音の歌を歌うのが難しくてカッティングを誤魔化した』なんて話があったため、てっきり銀河が演奏されるものとばかり思っていた。銀河でも大歓迎だったわけだが。
前回披露されたのは2012年のツアー、しかもライブハウス巡りのものだったためチケ倍率が高かったものだった気がする。その前は2009年の5周年ツアーと更に遡ってしまう。
まさか令和の時代に「はい、快晴」がライブ会場に響き渡るとは思わなかった。
正直この曲だけしか聴けなかったとしても、これは来てよかったと思ってしまっただろう。
それにしても岸田さんの声がこの曲に抜群にハマっていたのは流石だった。
この時期になると『桜の季節』を聴きたくなる。
4月14日のデビュー記念日ライブのチケットは取っておくべきだった。
ああ、なんで頭の中に「新年度だからどうなるか読めないし」なんて考えがチラついて購入を回避してしまったのか。社会に少し染まってしまったのかもしれない。