Official髭男dismの『TATTOO』がドラマから聴こえてきて
Official髭男dism(以下ヒゲダン)の新曲『TATTOO』が2023年4月21日に配信リリース。
この楽曲はTBS金曜ドラマの「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」の書き下ろし主題歌となっている。
ドラマをここ数年見ることがなかった自分が久しぶりに気になった作品であるペンディングトレイン。
試しに1話を見てみたところ、「この後どうなるの?」と気になってしまい、今では毎週末の楽しみとなっている。
異世界(?)サバイバル物でオリジナル脚本なため、ネット上では考察も盛んに行われているように思う。
3話を見終えた時点で、先の展開が全く読めなくてハマっている。
今回のヒゲダンの新曲『TATTOO』はこのドラマ作品の台本を読んだ上で作られたと、主演の山田裕貴さんの「ANN X」で語られていた。
TATTOO…というと「デジタルタトゥー」等ネガティブな事柄が最初に浮かんでしまったが、曲を聴いてみると、二人の中に刻まれた少し恥ずかしいけれど前向きな気持ちを表しているのかと思うと秀逸なタイトルだと感じた。
消えない 消さない 消させやしない
消させやしない なんてポジティブで力強いワード。
「大丈夫」から「愛、ジョーク」や「ハイボール」といった押韻もシンプルだけども耳なじみが良い。
この曲はほぼ全編歌が入っており、間奏が曲の冒頭にしかない。
サビが終わって直ぐに2番のAメロに入っていくため、息つく暇もない。
ただし別に早口というわけでもなく、しっかりと歌詞というストーリーを聞かせてくれる。
そこは藤原聡さんのボーカルとしての技術力があってこそなのだろう。
また、そんな楽曲を支えているのはリズム隊か。
楽曲のパッと聴いた印象としてはチル路線な曲調だが、しっかりとした音でシンプルなループを繰り返すドラムに、とても音が動いて縦横無尽なベースラインが加わり聞き応えがある。
このリズム隊の表現が変わると、曲の印象もガラッと変わるはずなため、絶妙なバランスで心地良い。
ギターやキーボードはキラキラとした装飾を加える形で、楽曲に彩りを加えている。
ギターが全面に出てくる曲を好みがちだが、肉付けに専念しているのも悪くないなと思った。
ただ、小笹大輔さんはハイスタを始めとしたパンク・メロコアを愛好していると聴くし、生形真一さんをギターヒーローと言っていたりするので、ギター全面に出ている曲もまた聴きたいという気持ちもある。。。
「生形真一さんと対談」という字面が嬉しすぎます。
— 大輔 Official髭男dism (@daisuke_higedan) 2021年4月28日
対談後も延長戦で沢山お話をさせて頂きましたが、どこまでもカッコ良すぎる憧れのギターヒーローでした。。。
ぜひ読んでください🙌 https://t.co/pNeVWI15zM
今後のヒゲダンの曲も楽しみだし、まず何よりペンディングトレインの今後の展開が楽しみだ。