ELLEGARDENが新アルバム『The End of Yesterday』をリリースしたので、
ELLEGARDENが新アルバム『The End of Yesterday』をリリースしたので、
2022年12月21日、あのELLEGARDENの新アルバムがリリースされた!
アルバム制作が発表されてから、この日を待ち望んでいた音楽ファンは自分だけではないはず。
ELLEGARDEN自体についても交えつつ、待望のアルバム『The End of Yesterday』について好き勝手書いてみたいと思う。
そもそもELLEGARDENとは
細美武士さん(ボーカルギター)、生形真一さん(リードギター)、高田雄一さん(ベース)、高橋宏貴さん(ドラム)の4人からなるロックバンド。千葉県で結成。
2008年9月7日のライブにて活動を休止。
活動休止後には
細美さんは「the HIATUS」「MONOEYES」「the LOW-ATUS」など
生形さんは「Notheng‘s Carved In Stone」
高田さんは「MAYKIDS」(「MEANING」も2018年まで活動)
高橋さんは「THE PREDATORS」「PAM」と別バンドの活動があった。
その後2018年に活動再開
メンバーそれぞれ別バンドの活動をしつつ、ELLEGARDENとしてもライブ・フェスに出演しつつ、2022年アルバムの制作を開始。
そして2曲の先行配信リリースを経て、2022年12月21日に新アルバムをリリース。
自分がELLEGARDENと出会ったのは2008年。
高校生になりライブハウスに行き始めると、友人の影響もあり色々とバンドの曲を聴き始めたタイミングで聴き始めた。
ライブに行き始めたタイミングで活動休止となったため、ELLEGARDENの音楽にハマり出した時にはCDとDVDでしか触れられない存在となっていた。
COUNTDOWN JAPAN0910に行った際には「the HIATUS」と「Nothing's Carved In Stone」が同日出演していたため、生演奏を聴くことができ、この2バンドにもハマったが、細美さんと生形さんを知れば知るほど、ELLEGARDENのライブを見るまでは死ねないな、なんて考えたりもした。
18歳になった頃、本格的にエレキギターを弾き始めたのだが、
そうなると必然的にELLEGARDENの曲は練習することになる。
理由としては、初心者でも比較的弾きやすい曲が多く、なおかつかっこいい。
ギタリスト目線で改めて曲を見ていくと、「シンプルなのになんでこんなにもかっこいいんだ!」と愕然とする。
更にギター初心者なりに追求していけばいくほど、生形さんのギタープレイには目を奪われ、いつの間にか大好きなプレイヤーとなっていた。
自分にとってのギターヒーローの一人が「生形真一」さんとなっていた。
生形さんが使うギターはセミアコースティックギター(セミアコ)と呼ばれるもので、ギター内部が半空洞となっている。音を歪ませるとハウリングしがち。ジャズやブルースで使われることが多い印象だが、生形さんが日本のバンドシーンで使い続けたことにより、この楽器に対する印象を変えていったと思われる。
(海外アーティストではOasisのノエルギャラガーやフーファイターズのデイヴグロールが使用している)
憧れから、大学生の頃にEpiphone社のセミアコのギターを買ったが、最近エレキギターを弾かないため、壁にかけてお部屋のインテリアとなっている。
話が少々脱線したが、そんなELLEGARDENが2018年に再始動。
当然ライブに行きたかったわけだが、どうにもこうにもチケットが当たらない。
そのため、2018年8月15日にZOZOマリンスタジアムの外まで音漏れを聞きに行った。
落選した人が多かったのか、会場外にももう一会場余裕で埋められるでしょ(笑)というくらい人が集まっていた。
野外会場のため、曲とかは聞こえてくるが、会場の熱気は感じることは当然できず、ただただ虚しく悔しかったことを覚えている。
そのため、2019年にフジロックでELLEGARDENを見ることができた時には、泣けたことを思い出す。一番好きな曲が「Fire Cracker」なのだが、その曲始まりでぶち上がるライブだった。これまで幾度となくコピーバンドの演奏は聴いてきたが、本家ともなるとこんなにも迫力が違うのかと。恐れ慄いた。
ちなみに今年、2022年は9月9日に開催された「AND OF FOUR-四節棍-」にてライブを見ることができた。9月9日に「No.13」を聴けるというのは何とも贅沢。当然ぶち上がる。
残念ながら、ワンマンツアーは全然チケットが当たらなかったため血の涙を流すこととなったが、また次の機会があるのならば祈りたいと思う。
バンドの活動が続いている限りはチャンスはあるはずだし。
またこのバンドが活動しているという事実がただただ嬉しい。
リリースされてから、通しで何度も聴いてみた。
活動休止してから、また色々な経験を経て、多種多様な曲で彩られており、非常に聴くのが楽しいアルバムだった。
1.Moutain Top
先行配信リリース1曲目の「Mountain Top」にてアルバムの幕が上がる。
9月9日に行ったライブでの初お披露目を見ることができた曲だが、これまでの曲とは違う、けれども間違いなくELLEGARDENの音、新しい世界観を感じることができて心地よかった。
開幕に相応しい。
2.Breathing
詳しくないため、間違った感想を抱いていそうだが、
サビに入った際に起伏が少ないため、洋楽で見られる手法が用いられている気がした。
ライブで静かにノっている自分のイメージが湧いた。
3.ダークファンタジー
3曲目で日本語詩!
アコースティックギターから聞こえるマイナー調のアルペジオメロディーがとても好みだった。
静→動の展開が分かりやすい曲、大好き。静かに拳を高らかに突き上げるやつ。
4.Strawberry Margarita
先行配信シングル2曲目の曲。
メロディックパンクな内容で、非常にノレる。今年iTunesで相当な回数何度も聴いた特にお気に入りの一曲。
今回のツアーに行けていたらライブで聴けたと思うと惜しい。。。
5.Bonne and Clyde
この曲も「Breathing」と似たような表現が用いられている。
こういう曲調のものは何ていうジャンルになるのだろうか。今までなんとなく聴いていたため、いざ言語化しようとすると知らなくて書けないもどかしさ。
静かにその場で身体を揺らして聴きたい一曲。
6.瓶に入れた手紙
日本語詩2曲目。
印象的な生形さんのアルペジオメロディーリフに、細美さんの歌声が何度も聴きたくなる。
途中のギターソロがとてもかっこいい。
「星」というワードが出てくるというのもあり、「スターフィッシュ」のようなライブでの新定番曲となるのではないかなという期待がある。この曲も盛り上がりそう。
7.Firestarter Song
語彙力、表現力がないため、何度も同じ表現を使ってしまうが
この曲も静かに、自分本位にノリたい。
洋楽で見られる「コーラス」とは違うのかも知れないが、サビに入った際に起伏が少ない曲というのも良いものだなと改めて思う。
8.チーズケーキ・ファクトリー
印象的な歌詞「ティダ・ラ・バダ」とは何なのか。
調べてみると、スペイン語だとか。「toda la vida」と書くらしい。
日本語訳としては「一生」「生涯」。素敵なワード。
9.10am
今回のアルバムを通じてだと一番耳に残ったのはこの曲だった。
自分はメロディックパンクが好きなんだなと再認識。
サビとか間違いなく盛り上がるだろうなと。でも何となくだが、ダイブは少しし辛いかも?
何にせよ、早くライブで見たい。
その一言に尽きる。
10.Perfect Summer
この曲はカントリー調といっても良いのだろうか。
よく好んでカントリーミュージックを聴いているが、そのテイストに近いと感じた。
サビの「ジャッジャッジャ」っていうキレの良いギター音がまた良い。
11.Goodbye Los Angeles
「10am」で一番耳に残った曲と書いたが、この曲も並ぶくらい印象深かった。
タイトルからも察するに、細美さんの中でも想い出深い一曲なのではないかと推測する。
今回のアルバムは、メンバー4名とスコットマーフィー氏の5人でロサンゼルスにてレコーディングがなされている。細美さんに至っては、アルバムの曲作りの段階から渡米して作業している。
今回のロサンゼルスでのアルバム制作活動を「この人生で最後の大勝負をしよう、そう思って挑んだ旅」と細美さんのブログにて記されていた。
大人になり、現代社会の歯車の中にいると、旅をする、挑戦するというのが中々難しくなっていくように感じる。今は多種多様な生き方を選び輝いている方々も見受けられるが、自分のように何かレールに乗った人たちも多いわけで。
(私事の話では、営業の仕事を辞めて公務員試験に挑戦したのは、レールから一度外れて大勝負に出たと思っているが)
ELLEGARDENのメンバーたちも、色々な制約の中、取捨選択をして今回の挑戦をしたのだと思う。
そんな挑戦となる旅の一幕をブログから覗けたのは楽しく、また羨ましかった。
向上心なく日々をただ消費するのではなく、何かを追い求めていかないと楽しくないよなって。
当然このアルバムを締めくくるのに相応しい一曲で、気持ちよく聴き終えることができる。
初めは新アルバムのことだけについて書こうと思ったが、
どうせならELLEGARDENについても追記しようと加えていったら、長文となってしまった。
音楽知識や語彙力が足りないと、したいような表現ができず。
特に今回のアルバムは多種多様な曲で構成されているからこそ、この曲はこういう曲調で、なんて文章で書けたら良いのに、言語化できていないことが多かった。
まあ単純に、何度も聞き返したくなる素晴らしいアルバムだった。
これに尽きるんだけども。明日も一順頭から聴いてしまうだろう。
この曲たちで構成されるライブツアーがあるならば是が非でも行きたい。
お願いします、チケット一枚、、、。
light-miscellaneous-notes.hatenadiary.com
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