LITE×KOTORI@渋谷La.mama
2023年5月10日(水)、LITEとKOTORIのツーマンライブを見に渋谷La.mamaへ。
元々昨年の12月20日に開催されるライブだったが、出演者のコロナ感染により延期。
待ちに待ってついにライブの日が。延期となった結果、開館記念日にあたる5月10日というめでたい日の開催となった。
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この記事を書いたときに、LITEのライブ行きたい!と思いチケットが買えた渋谷La.mamaに行くことを決めたことを思い出した。
渋谷La.mamaについて
15年近く色々とライブハウスに行ってきたが、この場所に来たことがなかったため、遂に…という思いだった。
この場所は音楽バンドで言えば、THE YELLOW MONKEYやMR.CHILDRENが輩出されている。
また、コメディアンの渡辺正行さんが主催した「ラ・ママ新人コント大会」ではバナナマン、おぎやはぎ、バカリズム…そしてオードリーなど、数えきれないお笑い芸人に影響を与えた場所とも言える。
大好きなオードリーの、あの発明と言えるズレ漫才を評価し、後のM-1準優勝まで至るキッカケを作ったのが渡辺正行さんであり、「ラ・ママ新人コント大会」だった。この場所は外せない。
歴史が凄すぎる。
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少々脱線したが、今回はそんな歴史ある名箱へライブを見に来た事になる。
渋谷の地下深くにあるキャパ:250名という広さの会場で、ライブハウスに来たなーとテンションが上がる雰囲気。
ステージ向かって中央に太い柱があるため、左右どちらかに寄らないと見れない仕様だが、そんな感じも味だった。
ドリンク1杯700円、2杯1,000円で入場だが、そんなの2杯買ってしまう。
KOTORI
セットリスト
1.FOREVER YOUNG
2.涙があふれそう
3.ジャズマスター
4.1995
5.unity
6.SPARK
7.REVIVAL
8.Anywhere
9.sora
10.We Are The Future
11.素晴らしい世界
12.GOLD
13.遠き山に陽は落ちて
KOTORIのライブを見たのは初めてだったが、熱くてよかった。
他に似た熱くてかっこいいバンドで思い浮かべたのは、例えばハルカミライや、THE FOREVER YOUNG、bachoとかか。これは好きになる。
この日のライブは10代の方は無料ということを行なっていたため、若い人が多かったが、KOTORIはこの世代に刺さっているのかと場内で驚く盛り上がりだった。
ライブ開始時から良い熱量だったが、3曲目の『ジャズマスター』からギアが一段階上がったのを感じた。
イントロからカッコいい。音源もいいが、ライブ映えする曲。
ステージダイブもある盛り上がりを見せたライブだった。コロナが5類になり以前の活気が戻ってきたことを実感する。
LITE
セットリスト
1.Ef
2.Break out
3.Hunger
4.Endless Blue
5.Echolocation
6.D
7.Bond
8.Infinite Mirror
アンコール(予定にはなかったらしいが)
9.Tomorrow
一時期かっこいい自分好みなインストバンドを色々と漁り、たどり着いたLITE。
このバンドは音源からめちゃくちゃカッコよくて昇天しそうになるが、ライブ・生音だとどうなるのかということは前々から気になっていた。それが遂に分かったのだが、想像を超えていた。
1曲目から脳天をぶち抜かれた勢い。ギターリフがとにかくかっこいい。
映画『騙し絵の牙』主題歌。合間合間のブレイクで息を呑む。いくつもの曲の展開が、怒涛のように迫ってくる。
自分が特に好きなアルバムに入っている一曲。とにかく乗れる。頭揺らせる。
新しい新境地のLITEだとMCで言っていた記憶がある。ボーカルが入っているのが驚き。
薄暗いバーとかで流れていて欲しいような曲。
LITEで最も好きな曲で、自分の中ではバンドの象徴となっている。
綺麗だけどシンプルではなさそうな複雑なメロディー(音楽構成?)の幾つもが、見事に調和しているところが好き。
自然と身体が上下左右に。なぜだか不思議に感じるメロディーや音がクセになるかも。
ギターのカッティングがオシャレ。
イントロから印象づけられることが間違いない1曲。
ライブだとこんなのどうやって再現するんだ…と思うイントロ。しっかり目の前で鳴っており脱帽もの。なんだこれすごい・・・と口を開けながら見てたかもしれない。
やはりこのアルバムの曲好きだな。
攻撃的(だと個人的に感じる)なメロディーが続いていくかっこいい曲。
早いテンポに矢継ぎ早に出てくる音の数々、あっという間に2分駆け抜けていく。
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LITEの音を聞いて思ったのは、詩がなくてもストーリを感じた。
音からメッセージが伝わった。その内容は自分の思い込みかもしれないけれども。
ギターの音が重なる毎に心臓が高まり、そこにベースやドラムのリズム隊の音が加わったときに破裂するかと思うくらいに爆発する。
唐突な私事だが、今の仕事(公務員のとある業務)に対して思うところがあり、もがき苦しんでいる。
このライブに行った日もそんな苦しい一幕があり、失意の中会場に向かったのだが、
あのライブの時間はそんな些細なことは関係ないくらいに包んでくれたように思う。
GOODな音の洪水に巻き込まれ沈んでいく。そんな心境だからなのか、そのまま沈み続けていたいと思った。